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設備紹介
内視鏡用炭酸ガス送気装置の導入
当院では平成22年4月より内視鏡用炭酸ガス送気装置(UCR)を導入しました。
これは内視鏡を使って、消化器管腔内に二酸化炭素(CO2)を送気できる装置です。
これまでは、空気を送っていたのですが、送気された二酸化炭素は、空気と比べて生体吸収性に優れていることから、拡張した腸管を速やかに収縮させ、患者様の膨満感からくる苦痛を緩和してくれます。
主に下部大腸内視鏡で使用しますが、多量の気体を使って腸管を膨らませ観察する必要があるので普通の空気を使用する場合と違って、検査後、おなかがはって痛い、しんどい、などの症状はほとんど認められません。
狭帯域光観察(Narrow Band Imaging = NBI)
「NBI」は、血液中のヘモグロビンに吸収されやすい狭帯域化された2つの波長の光を照射することにより、粘膜表層の毛細血管、粘膜微細模様の強調表示を実現します。
これにより、食道領域の詳細診断や大腸のピットパターン(腺管構造)観察のために広く行われている色素散布の代替法として期待されます。
また、検査時間や不必要な生検の減少によって、検査の効率化への貢献が期待されています。